ゲーム業界 | 北の国 在住のblog ~ フィッシング アウトドア ~

ゲーム業界

今回の本は最近読んだ中では、一番の速さで読みきってしまった本です。内容はゲーム製作会社で働く汐路は、同僚がビルから転落死する瞬間を目撃する。
衝撃を受ける彼女に、故郷・早瀬で暮らす姉から電話が入る。故郷の中学生で女学生が同級生を猟銃で射殺するという事件が起きたのだ。
汐路は同僚と女学生が同一のキャラクターグッズを身に着けていたことに気付き、故郷に戻って事件の調査を始めるのだが…… 現代社会の「歪み」を書ききった衝撃のミステリだが、作者がゲーム業界出身であり、その実社会を描いている所がおもしろい、またゲーム設計者ならではの視点でインターネットやコンピューター社会を表現されている。ゲーム業界に興味がある人ならば、きっと楽しんで読めると思う。ただミステリーの内容はモットひねってほしかったのが本音。でもミステリーの要素として建築要素が新しく感じた。まあ、そんなにたくさんの本を読んでる訳じゃないから、もしかしたら新しくないのかも・・・